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地方創生☆政策アイデアコンテスト糸島実践編Vol.4~毎週金曜17時更新中!

糸島市 岡祐輔 (福岡県)

コメント:1件

指定しない 2018/08/03 17:10:03

 こんにちは。地方創生☆政策アイデアコンテスト2016地方創生担当大臣賞・帝国データバンク賞、2017帝国データバンク賞をいただきました糸島市の岡祐輔です。
 猛暑が続いておりますが、熱中症など体調には十分お気を付け下さい。
 また、大雨による被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈り申し上げます。
 さて、前回は、地域の課題を分析したのですが、今回は糸島市の強みを分析したケースを紹介させていただきます。

【第4回 地域産業の強みを分析】
 糸島市では、外から稼ぐ「産業」がなかったのですが、何か打ち手を考えるために強みを把握する必要がありました。
 RESASでは、市内産業の中で、付加価値額を視覚化できます(稼ぐ力分析)。
 前回の投稿では、小売業全体でみるとマイナス収支でしたが、小売業をさらに分解して業種内訳を細かく見てみると、飲食料だけは全国平均の2倍も稼げていることがわかります(添付図①)。ここから「食」に注目して、何か風穴を開けていくことができないか考えました。
 ちなみに、RESASで「特化係数」という言葉が出たら、「比較するための数字で、1が全国平均」と覚えておけば大丈夫です。

 自分視点(糸島市側)から見ると「食」が強みだとわかりました。次に、市場(お客様側)を分析する必要があります。市で保有するデータから、このことを確認するため、糸島市観光入込客数(図②)を活用して分析しました。
糸島市の観光客数は右肩あがりで、糸島ファンが増えてきたことがわかります。観光目的別に見てみると、産地直売所(産直)が半分近くを占め、カキ小屋、飲食店など「食」の分野を求めて来訪されています。デービット・アトキンソンさんの「新・観光立国論」で紹介された自然、食、文化、気候の4要素に分類すると、実に60%が「食」観光です。しかも、産直やカキ小屋は前年度比を見ても、伸び続けています。

 糸島市の「食」を求めて訪れる観光客は、どこから来訪されているのか、さらに市場を調べるため、RESASの滞在人口(From-to)で分析しました(図③)。結果は県内、しかも福岡市からの来訪がほとんどです。企業的な発想をすれば、近隣自治体のグルメ観光と比較すると、糸島市は福岡市内に多くの顧客を持っており、市場シェア率が高いと考えられます。ここから、この市場を有効に活用していきたいという発想に至りました。

次回は、他の類似した事業を分析することで、政策の効果を予測・確認した事例をご紹介します。

糸島市にも、ぜひ遊びに来てくださいね!
▼きっと満足 糸島生活
https://itoshimalife.city.itoshima.lg.jp/
▼糸島スタイル!もっと糸島!
http://fukuoka-yokamon.com/matome/itoshima
▼いこいこ糸島観光スポット
http://www.itoshima-kanko.net/
▼糸島市ふるさと応援寄附
http://www.city.itoshima.lg.jp/furusato/index.html

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RESAS利用者

2018/08/06 13:10:15

いつくも分析事例等を拝見してきましたが、政策に至る経緯をここまで記載した資料は無かったので、大変参考になります。