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【地方創生☆政策アイデアコンテスト糸島実践編Vol.8~毎週金曜17時更新中!】

糸島市 岡祐輔 (福岡県)

コメント:1件

指定しない 2018/08/31 17:04:23

こんにちは。地方創生☆政策アイデアコンテスト2016地方創生担当大臣賞・帝国データバンク賞、2017帝国データバンク賞をいただきました糸島市の岡祐輔です。
さて、前回までは、データで課題等を分析した後、どのように政策に落とし込んでいったのかを紹介させていただきましたが、今回からは、政策の実践フェーズで、どのように展開していったのかをご紹介させていただきます。

【第8回 糸島版マーケティングモデル、第1弾は「糸島産ふともずく」!】
平成28年度からを試行的に始めた糸島市マーケティングモデル推進事業は、地場企業に商品開発補助をするといった入口起点の事業ではなく、市場や販路を見据えて商品開発を行う出口起点の仕組みです。パートナーの博多女子高校では2年生でマーケティングの授業が始まり、まずは出口戦略を立てながら商品開発をします。製造業、小売業も、作りたい物を作って売るという流れが業界のスタンダードになっていて、意外と顧客視点の商品開発というのは実際出来ていないところが多いと感じています。

第1弾商材として、糸島市食品産業クラスター協議会から応募の中から選ばれたのは、糸島漁業協同組合芥屋支所の漁師さんたち4人が養殖する「ふともずく」です(添付①)。「糸島産ふともずく」は天然物が少なくなり、今から16年ほど前に福岡県水産海洋技術センターが養殖技術の開発を始めました。そこでできる種網を海で育てる必要があり、県内で育成してくれる漁師さんを募りましたが、「漁を休んでまでやって儲かるのか」、「網を洗う作業は複数人で行わなければならない」など、1人ひとりが船長である漁師さんがチームで取り組むにはハードルは高く、なかなか手があがりません。そこに糸島市の芥屋の漁師さんたちが、福岡県、糸島市の水産資源を守る、水産業振興を図ることに賛同し、養殖に取り組んだのが発端です。

しかし現実は、販売どころか、研究的な事業のため、最初は収穫量ゼロから始まります。それでもやめることなく、実に5年ほどして育成方法がわかってきて、徐々に収穫が増え、ようやく年5トンほど獲れるようになりました。獲れるようになっても、漁師さんたちは作ることがプロで、売ることは素人。そのような状況のまま15年以上も経ったところで、このプロジェクトに手を挙げてくれ、一緒に取り組みを進めることになりました。

高校生たちは、実際に漁港に来て収穫、小エビやカニを除く選別作業などを体験したり、ふともずくに合う料理を試作したり、漁師さんたちと一緒に活動し、ストーリーを見て、聞いて、感じて、プロの企業、高校の先生たち指導の下、心から糸島の漁師さんたちの役に立ちたいという気持ちが芽生え、徐々に顔つきが変わり、奮闘します。糸島の海で大事に育てられ、漁師さん直販で、新鮮で、安全で、安心して食べられる、健康にもいい、福岡で4人しか作ることができる人がいないと言った、商品は貴重で、高品質です。あとは、ターゲット、マーケットのこと、販路をどう開拓するか、予算も少ない中、小規模経営体の漁師さんたちができる宣伝の方法を考えていきました(添付②)。

中小の地場企業ができるマーケティングの手法を使いながら、広げていくことを意識して、商品開発を行い、高校生たちがデザインしたパッケージで食べ方も一緒に提案できるような商品になりました(添付③)。
ふともずくは、この後、3年生になった高校生と販売実践に移っていきますので、次回ご紹介させていただきます。

糸島市にも、ぜひ遊びに来てくださいね!
▼きっと満足 糸島生活
https://itoshimalife.city.itoshima.lg.jp/
▼糸島スタイル!もっと糸島!
http://fukuoka-yokamon.com/matome/itoshima
▼いこいこ糸島観光スポット
http://www.itoshima-kanko.net/
▼糸島市ふるさと応援寄附
http://www.city.itoshima.lg.jp/furusato/index.html

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norsea (北海道)

2018/10/01 13:24:29

高校生ながらにこのような経験を積むことができるのは貴重だと思います。このような学生を巻き込んだ取組が増えるといいですね。