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【 RESAS×小豆島Vol.1 ~ 毎週木曜更新 】

財務省四国財務局 地方創生支援のための若手プロジェクトチーム(PT) 寺西 康博 (香川県)

コメント:2件

指定しない 2018/09/06 06:03:40

はじめまして。財務省四国財務局若手プロジェクトチーム(PT)の寺西康博です。PTが支援した「香川大学地域連携学生委員会なえどこ」(なえどこ)の政策アイデア(小豆島×迷路民泊×空き家)が地方創生☆政策アイデアコンテスト2017で地方創生担当大臣賞及びビザ・ワールドワイド賞を受賞しました。

内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局ビッグデータチームから機会をいただき、これから全5回にわたり、実践的なRESAS活用方法や小豆島での政策アイデア実現に向けた動きなどをご紹介します。

【第1回:RESASは学生の最強の味方】
RESASの最大の魅力は官民ビッグデータを直感的な操作で「見える化」してくれることです。通常のデータ分析では、各種統計指標のデータをダウンロード⇒必要なデータを抽出⇒グラフを作成という手間と時間のかかる作業が必要になります。他方、RESASを使えば、数回画面をクリックするだけで短時間のうちに視覚的でわかりやすいグラフが表示されます。

視覚的でわかりやすいグラフは、普段、データ分析をしたことがない学生にとって頼れるツールです。具体例をお話しします。香川大学なえどこのメンバーが課外活動で香川県の小豆島を訪れた際、「外国人観光客が多い」「空き家がたくさんある」といった感想を持ちました。これらの感想に関連するデータをRESAS等により確認することで、思考を前に進めることが可能になります。小豆島のデータ分析では下記のようなことがわかりました。(PDFを参照)

〇外国人観光客:香川県への外国人訪問者・宿泊者数は急増。訪問外国人の約75%がアジア州から。安価で長期滞在しやすいゲストハウス等の利用が増加。
〇空き家:人口減少、高齢化が進展。人口増減・高齢化率と空き家率には相関関係がある。空き家は年々増加しており、既に4戸に1戸が空き家。

次に、上記の客観的なデータが示している事象(例えば、香川県への外国人訪問者数が急増)が発生していることの因果関係について仮説を立て、検証していきます。「瀬戸内国際芸術祭の開催や、高松空港の国際定期路線の新規就航や増便が影響しているのでは」という仮説を立てるとします。今度はその仮説が正しいかどうかさらにデータを追っていくのです。

このように実際に起こっていることを、データに基づき因果関係を深掘りしていくことで、事象の輪郭がはっきりしてきます。地域を元気にする政策を考えるうえで、地域が持っている魅力や抱える課題をできる限り多面的に正確に把握することは非常に重要です。
RESASは、「どうやってデータ分析をはじめればいいかわからない」と悩む学生の最強の味方(ツール)なのです。

第2回では、政策アイデア(小豆島×迷路民泊×空き家)の概要をお伝えします。

RESAS(地域経済分析システム)
https://resas.go.jp/#/13/13101
財務省四国財務局のホームページ
http://shikoku.mof.go.jp/
四国財務局の地方創生・地域連携に関する活動についてのページ
http://shikoku.mof.go.jp/chiiki.html
財務省四国財務局のフェイスブック
https://www.facebook.com/shikoku..zaimu/

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夜の帝王 (東京都)

2018/09/11 19:36:44

最初のコメントで恐縮です。
RESASは非常に便利なツールと聞いたことがあるものの、当方、RESASを実際に使用したことはないことから、本記事で読んで改めて有用性を認識いたしました。
次回の記事も楽しみにしております!これからしばらくの間は、平凡な木曜日に楽しみが出来て良かったです!

財務省四国財務局 地方創生支援のための若手プロジェクトチーム(PT) 寺西 康博 (香川県)

2018/09/11 22:47:01

夜の帝王様
コメントありがとうございます。とても励みになります。
RESASでは、地域の現状や課題を把握するうえで有用な官民ビッグデータ(産業構造や人口動態、人の流れなど)が公開されています。ぜひご活用ください!
次回以降の記事では、政策アイデアの概要及び実現に向けた動きなどをご紹介します。拙文ですが、ご笑覧いただければ幸いです。